硫黄島とグアムでNLP


 米軍の通告によれば、硫黄島で4月3日から7日までキティーホーク艦載機のNLPが実施される。実施機種はEA6B、S3、C2で約10機。硫黄島の天候が不順の時は厚木、横田、三沢で実施するとのこと。自治体等が一斉に抗議の声を上げた。この通告に含まれていない艦載機FA18やF14はどうするのか、という疑問に対する答えが、米海軍発表や星条旗新聞の中にあった。
 厚木からグアムにパイロット、整備要員など全部で1000人が移動した。4月4日から18日までアンダーセン基地から飛び立ちグアム島北方の空域で対地・対空攻撃訓練を行うという。
 アンダーセン基地の滑走路にキティーホークの甲板に似せた塗装がされ、着艦誘導装置と同じものが基地に持ち込まれる。要するに、攻撃訓練期間中にNLPもやってしまう態勢をとるのだ。
 星条旗新聞によれば、キティーホークは4月17日にアプラ港(グアム)に入港、20日出港の予定で、6ヵ月間の太平洋、地中海(!)パトロールに出掛けるとのことだ。

 4月5日付けの星条旗新聞によれば、NLPを行っているのは上記の3機種で約15機、キティーホークは2カ月のパトロールに出発する予定で寄港地は太平洋の各地とのこと。
 6カ月、地中海にもというのは間違いだったようだ。

'2000-4-1/8-14|HOME|