4月30日、米軍物資を積んだ自動車輸送船グリーンポイントが、岩国港に入った。沖縄、中関を経ての入港だ。
米軍物資の輸送のための入港は、97年10月以来25回目となる。
県港湾施設管理条例に基づく入港は、4回目だということだ。 積み降ろした物資などを岩国基地まで運ぶための迷彩車両が埠頭に並び、砂漠迷彩を含む迷彩服の海兵隊員が集まり、ものものしい雰囲気だった。
自治労山口県本部反基地闘争本部は、今回閣議決定された条約案の日米物品役務相互協定(ACSA)の問題点に触れた後、「私たちは、米軍による岩国港の使用に反対し、米軍基地撤退を勝ち取るまで、粘り強くたたかっていく」という反対集会アピールを出した。
(田村順玄・岩国市議、写真も)
その後、グリーンポイントは東京湾に入り、5月5日午前中に船橋港ホンダ車積み出し専用埠頭に接岸した。連休中で、埠頭に並ぶ車は少なかったが、米国への輸出用の車両を積み込んだものと思われる。
午後に横浜港に向かって出港したグリーンポイントは、18時過ぎに横浜ノースドックに接岸、軍事車両やコンテナなどを下ろしたあと、その夜のうちに米西海岸のポート・ヒュメネに向かった。
(RIMPEACE編集部)
<参考ページ>
PCBの運搬船GREEN
COVE と米軍の関係(04.4.8更新)