辺野古で新基地建設の企みは・・・
岩国基地の沖合移設事業がお手本に!

11月16日、辺野古の座り込み現場を訪れ、岩国基地拡張と普天間代替基地との類似性を語る田村順玄・岩国市議
11月16、17日、沖縄・辺野古の新基地建設阻止行動の座込みテントを訪問した。
9年前、普天間基地の全面返還が決まって代替ヘリポートを名護市へという構想が持ち上
がってまもなく、現地の市民団体の招きで講演に行って以来の訪問だ。
辺野古沖に新滑走路建設の企みが始まり、昨年からはボーリング調査のヤグラまで立ち
昼夜にわたる厳しい阻止行動が続いた。全国から多くの人々が支援に駆けつけた。
多忙にかまけ中々現地に駆けつけることが出来なかった私であったが、現地の座込みは
既に600日にも達する日々を刻んでいた。日米政府が10月29日に発表した在日米軍
基地の再編計画・中間報告では、この座込みで阻止し続けてきた沖合への新基地構想はキ
ャンプ・シュワブ沿岸案に変わり、新たな様相を見せていた。
防衛施設庁は現地沖での準備作業からは一応撤退し、当時の反対行動の面影は見えない
ものの、今も現地に座り込む人たちの表情は決してのんびりとしたものではない。
よく話し合い、よく学習し、つぎへのエネルギーを蓄るしたたかな表情が感じとれた。
岩国から訪問した私は、今岩国基地沖で進められている「沖合移設事業」がどのような
意味を持つものか、「厚木から空母艦載機部隊が移転させる」という国の提案が、すべて
はこの沖合移設事業が受け皿となり、世界で初めて、戦後本格的に新しい基地を建設よう
と進められている事実を報告した。
そして、水深13mの大型岸壁、弾薬庫や駐機場・格納庫などの新設、いま有る滑走路
を引き続き使用出来る形態での滑走路2本化、埋め立てが完了すれば780fという広
大な基地用地が生まれ、一大軍事施設が完成する現実を伝えた。
岩国基地沖合移設の配置図面を見た座込みの人々は、一目見て「これは辺野古に示され
た沿岸案と全く同じ構想だ。」と口々に語り、国が岩国基地で進めている新基地建設の実
績と経験が、そのまま沖縄・辺野古に当てはめ企画されている事実を確認した。私も改め
て、今進められている「変革・再編」が日本中の可能な場所から米軍の思う通りの総基地
化を進めようとしている現実であることを改めて認識した。
岩国で進められている沖合移設事業は、県や市を巻き込み「住宅地開発」というバラ色
の開発構想を便乗させ、今やその事業も破綻・数百億円の欠損金が県と市に押しつけられ
ようとしている。辺野古ではどうか、まったく同じように付近の山から土砂採取を兼ねた
開発構想が連動し、新基地建設途上では幾らかは儲かる土建関係者や補償をあてにする漁
業者を巻き込む手口はこれから又新たな人どうしの憎しみまで生み出す中でお構い無しに
進められようとしている。
問題は、結果的にそこに又新たな戦争の材料が作られるということになるのだから、や
はりこれは反対していかなければならない課題だ。よく、国防は何処かで担わなければ・
・と言う一部の保守系勢力が言う本音は、やはりこれを餌に新たな金儲けを企む打算的な
ヤカラの行動のなにものでも無い。
基地は沖縄にも厚木にもそして岩国にも必要ないものであり、米軍はアメリカ本国に持
って帰るべきが原則だという、そんな思いを短い時間、辺野古を訪問し改めて感じたひと
ときであった。
(田村順玄・岩国市議)
[関連ページ]
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どこかで見た図だと思ったら、中間報告の新基地案にそっくりじゃないか! 座り込みの人たちから大きな声があがった
'2005-12-11|HOME|