コブラボール、嘉手納に戻るが偵察飛行再開せず


7月10日11時20分、横田から2時間10分のフライトでRC135Sが嘉手納に戻ってきた


10日に飛来して以来動かないRC135Sの尾翼(128番)。右にはWC135Cの尾翼も(06.7.13 撮影)

コブラボールと呼ばれるRC135Sミサイル実験監視機は、北朝鮮のミサイル発射実験の行われた7月5日と、その翌日の6日には嘉手納を早朝離陸して日本海を偵察飛行していた。
台風3号が沖縄直撃コースに入ったため、6日夜には嘉手納に戻らず横田基地に降りた。

6日の偵察飛行のあと、RC135Sミサイル実験監視機は偵察任務飛行を行っていない。
横田基地で翼を休めたあと、10日9時10分に横田を離陸し、台風3号が去った嘉手納に11時20分に着陸した。
そして駐機場にこもったまま偵察飛行を再開していない。日本海でミサイルディフェンスの探知任務についていたイージス駆逐艦3隻が横須賀基地に戻ってきた。ミサイル監視単機能の船オブザベーション・アイランドも10日から14日まで横浜ノースドックに居たことが確認されている。

北朝鮮に対する米軍のミサイル探知シフトは、海空ともちょっと一休みの状況だ。

(RIMPEACE編集部)

[参考ページ]ミサイル監視機も台風避難で横田基地へ


'2006-7-15|HOME|