音響測定艦、2か月振りにWBから海へ
2月21日まではインペッカブル(左)はホワイトビーチに停泊していた(2013.2.21 撮影)
インペッカブルがいなくなったホワイトビーチの陸軍桟橋(2013.2.22 撮影)
音響測定艦インペッカブルが「重い腰を上げ」て、停泊していたホワイトビーチから消えた。インペッカブルが寄港したのは昨年の12月末だ。少なくとも12月28日には
ホワイトビーチ停泊が確認されていた。
出港したのはおそらく2月22日朝。インペッカブルが停泊していた陸軍桟橋には、22日昼前には貨物船ブラック・イーグルだけがいた。2か月近くを、艦船の修理施設がない
ホワイちビーチで過ごしたことになる。
米海軍によれば、音響測定艦の行動パターンは、前後に4日半の移動日を含む七週間の任務航海を年に6回、その間、6日間の寄港を4回、16日間の寄港
を1回、そして31日間のオーバーホールが1回入る。もっとも長い寄港がオーバーホールのための31日間だ。その2倍近い期間を修理もせずに、ホワイト
ビーチでただ停泊していた。
佐世保に1月4日に寄港した音響測定艦エイブルも、ずっと佐世保を動かず2月21日になって出港している。1月5日に佐世保に寄港した音響測定艦ロイヤル
はまだ動いていない。音響測定艦の寄港パターンが大きく変わってきているみたいだ。
もし、従来の寄港パターンの中で今回だけ、各港での寄港が長くなったとしたら、東シナ海付近で中国の原潜が出動してくるのに対応すべく待機していた、
という可能性があるのかもしれない。
(RIMPEACE編集部)
2013-2-22|HOME|