厚木のヘリ、沖縄で漁船を威嚇

 沖縄以外ではほとんど報じられなかったが、厚木の対潜ヘリが訓練海域外の漁船を威嚇する事件が7月末に起きていた。(8月2日付琉球新報)
嘉手納には8月7日までHSL51所属のSH60が2機いた。
1機は機体の後部を赤く塗って、部隊のマーク(なぜか十手を構えた役人の絵)を大きく描いてある。この部隊の指揮官の搭乗指定機。もう1機はグレーにぬってあり、部隊名も読み取れないほど。記事によれば2機が同時に威嚇したこともあったとのこと。
「米海軍は県の照会に対し2日、ヘリは鳥島射爆撃場で訓練中の厚木基地(神奈川県)所属SH60B対潜ヘリだったことを明らかにした。米領事は7月22―25日の事件については「パイロットのミスだった」と述べ、訓練区域外での低空飛行による警告行動が不適切だったことを認め、遺憾の意を示した。」(琉球新報02.8.3)
遺憾の意を表しても、そのまま居座って予定の訓練はこなした、ということになる。




嘉手納から訓練海域に出撃するHSL51のSH60(8月6日撮影)

'2002-8-16|HOME|