シリーズ・沖縄の基地を視る(47)

空母の通り道と沖縄の基地


嘉手納基地の海軍駐機場に居た空母連絡機C2。右のP3Cの後にもC2がもう1機隠れている。(06.9.11 撮影)

18時過ぎにキティーホークから飛来したホーネット(NF401)。空母が近くに居ることを示す(06.9.11 撮影)

空母キティーホークは、クーデターが起きる2週間前に、最終寄港地タイのレームチャバンを出港して横須賀に向かった。9月11日には東シナ海から沖縄近海に向けて進んでいた。

その9月11日には、嘉手納基地に空母連絡機C2が2機、翼を休めていた。キティーホークから飛来したものだ。
11日18時過ぎにはキティーホーク艦載機のホーネットも飛来した。

翌12日午後、C2は2機とも離陸した。そのうちの1機は4時間後に厚木に降りた。空母には寄らずに直行したものと見られる。
空母からはその翌日の13日、艦載機の約半分が厚木に向かった。14日も同様に約半分の艦載機が厚木に向かい、空母が少数の艦載機を載せたまま横須賀に入港したのは15日だった。(空母はファミリークルーズで17日に半日出港し、そのときに残りの艦載機を厚木に下ろしている)

沖縄・天願桟橋には13日に弾薬補給艦フリントが寄港していた(天願桟橋に2隻、大型艦同時入港)。キティーホーク艦隊の弾薬補給を担当した船で、空母から分かれて一時寄港したが、台風13号の接近のため翌朝には、天願桟橋を離れていた。

(RIMPEACE編集部)


沖縄近海を通ったキティーホークの航跡予想図


厚木基地は再び艦載機であふれ、この日も艦載機の訓練が行われた(06.9.20 撮影)


'2006-9-24|HOME|