シリーズ・沖縄の基地を視る(59)

事前集積艦、佐世保からホワイトビーチへ


ホワイトビーチの沖合いに停泊中の事前集積艦ワトソン。手前は「はたかぜ」と「はるさめ」(07.1.23 撮影)

事前集積艦がホワイトビーチと佐世保を「ハシゴ」することが最近多い。11月から12月にかけては、ワトキンスが、そして1月にはワトソンが順番は逆だが続けて寄港している。
今回ワトソンは1月12日から8日間、そしてホワイトビーチに5日間続けて寄港した。

ワトキンス、ワトソンはいずれもAPS−4に属する。陸軍の物資を積んだ事前集積船だ。
「APS−4は通常、ペルシャ湾やディエゴガルシアに前方配備されている」(The Naval Institute Guide to the Ships and Aircraft of the U.S. Fleet,18版)
事前集積艦は、展開する可能性のある港を航海して回っている。佐世保やホワイトビーチへの寄港が増えたということは、韓国の港から在日米軍基地への寄港シフトが起きているとみていいだろう。

佐世保には、沖縄以上に事前集積艦の寄港が盛んになってきている。詳しくは事前集積艦が相次いで寄港する佐世保基地(06.11.29)を参照されたい。

(RIMPEACE編集部)


ホワイトビーチに来る前は、佐世保基地に停泊していたワトソン(07.1.18 撮影)


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