ベースキャンプセット、送り主・ルートは前回と同じ


相模補給廠の西門に入る直前のコンテナ積みのトレーラー。白丸の場所に輸送ラベルが貼ってある。




ダークグリーンのコンテナに貼ってあった軍事輸送ラベル(05.6.1 撮影)

第2陣のベースキャンプセットの搬入がどんな経路で行われたか、コンテナに貼られた軍事輸送ラベルを調べた。

輸送コードに含まれている送り主や輸送管理者、積出港などはすべて前回4月の搬入時と同じだった。今回のセットも、マサチューセッツ州ナティックのSBCCOM(US Army Soldier System Biological and Chemical Command)が、相模補給廠に送ったものだ。米西海岸のポートヒューニーミから積み出されたもので、海上輸送の管理は海軍の設営部隊の本丸、Naval Construction Battalion Center が担当している。

ラベルの記述で前回と同じだったのが奇異に感じられた点が一つあった。20フィート・コンテナの3分の1の大きさのコンテナを3つまとめたものに、長さ20フィートと表示されていた。フォースプロバイダーの小コンテナを運ぶときは、3個を一つの単位として扱っているのだろう。

輸送の優先順位2が指定されているラベルがあった。最下位の順位3に指定されている大部分のコンテナの中に紛れ込んでいた。多分間違いだと思うが、仮に本気で優先順位2を指定されていたとしても、船便でやってきてノースドックに半月以上置いておかれたんだから、「速達失効」状態だ。

2002年秋にアフガン向けに6セットを相模補給廠から送り出している。合計6セットが備蓄されるまで(つまり、あと2セット)、同じ形でフォースプロバイダーが米本国から送られてくるのではないか。

(RIMPEACE編集部)

[参考ページ]
軍事輸送ラベルが語る。ベースキャンプセットはポートヒューニーミで船積み(05.4.17更新)


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