駆逐艦・音響測定艦の集中入港
09年に寄港した米軍艦船の動きで特に目立ったのは08年に続く駆逐艦の大挙した寄港だ。
08年の20隻からは減少したものの、過去15年をさかのぼっても97年の10回を上回っている。寄港した駆逐艦の在港日数は
ほとんどが2日内至4日で、燃料補給が主要な目的だったようだ。
背景には、原子力空母の横須賀配備と共に、駆逐艦や巡洋艦が東シナ海や日本海で活動を活発化されていることがあるのだろう。
それ以上に目に付くのが音響測定艦の寄港回数が急増したことだろう。潜水艦が発する音響を監視することを任務としている音響測定艦は、
これまで年間0隻〜3隻程度しか寄港していなかった。このところは主に横浜を拠点に沖縄・那覇軍港に寄港を繰り返していた。
理由として考えられるのは、音響を調査する海域が変更され、日本海や黄海が主要な任務海域になったためではないだろうか。
(RIMPEACE編集委員・佐世保)
はじめに
佐世保母港艦船の動き
多かった洋上補給艦の寄港
09年入港艦船一覧
2010-1-28