横浜ノースドックに、まだ3隻の音響測定艦


左からビクトリアス、インペッカブル、ロイヤル(1月27日 撮影)


ビクトリアスは陸上の「糸巻き」から曳航ソナーのケーブルを巻取り中(1月27日 撮影)

米軍の音響測定艦(T-AGOS)4隻全部が横浜ノースドックに集合していたのは、1月13日から17日の間だった。この期間はエフェクティブが9日に出港したあと一時帰港した期間と重なっている。

エフェクティブと同じ17日にロイヤルも出港したが、2日後に戻ってきた。また24日から26日にかけて残りの2隻もいったん出港して戻ってきた。27日現在、ノースドックには3隻の音響測定艦がいる。

ビクトリアスはBバースに入り、27日には曳航ソナーシステムのケーブルを巻き取っていた。このケーブルはビクトリアスが一時出港する前から、トレーラーに積まれてBバースの近くに置かれていた。
ビクトリアスが出港後すぐに戻ってきたのはトラブルのためではなく、機関のチェックなどの予定の行動で、帰港後にその後の航海に備えて巻き取りをはじめたと見られる。

インペッカブルも出港時には翌日の入港スケジュールを港湾当局に届けてあり、やはり予定された一時出港だったと見られる。
ノースドックに集合した音響測定艦が全て、一時出港のパターンを繰り返している。何か一斉に船の装備を変える必要が生じたのが、同時に4隻が集合した理由なのかもしれない。交換が終わった船から一時出港でチェックを行い、また哨戒スケジュールにしたがってノースドックを離れていく、という動きが、この入港パターンから考えられる。

(RIMPEACE編集部)

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横浜ノースドックに音響測定艦全4隻集結(06.1.14)


音響測定艦4隻の、1月27日までのノースドックの入港状況


'2006-1-29|HOME|