「くじら殺し」またノースドックに入港


横浜ノースドックのAバースに停泊中の海洋調査船コリー・ショウエスト(2月18日 撮影)

コリー・ショウエストがまた横浜ノースドックに寄港した。MSCの分類では音響測定艦(T−AGOS)と同じグループに入っているが、見かけはだいぶ違う。

寄港パターンは音響測定艦よりも規則的で、年間5回のペースで一回の寄港日数は20日前後のことが多い。そしてグアムとの間の行き来が多いことも特徴的だ。
昨年12月9日にノースドックを出てグアムに向かい、その後年末年始に那覇軍港に短期間寄港している。

コリー・ショウエストは新型の低周波アクティブソナーの試験艦だった。この新型ソナーを搭載するインペッカブルとは、05年夏までは同時に寄港することが多かったが、8月以降は2隻でローテーションを組んだように「すれ違い」が続いている。
インペッカブルが就役したらコリー・ショウエストはMSCの契約を解除する予定だったが、未だに現役で契約を更新している。
東シナ海や沖縄海域での潜水艦探しや音響調査が、米艦隊の中でも優先順位が高いことが、コリー・ショウエストの契約が続いている理由と見られる。

(RIMPEACE編集部)

[参考ページ]
横浜ノースドック・年間まとめ−2 音響測定艦の出入りと米海軍戦略


Hバースに積まれていたフラットラックは消えていた。またコンコルドとロイヤルも出港していた(2月18日 撮影)


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