横浜ノースドック

音響測定艦ビクトリアス、11週間の航海で帰港


06年11月29日の出港以来、11週間ぶりにノースドックに戻ってきたビクトリアス(2007.2.13 撮影)

2月13日11時、水先案内の船に先導された音響測定艦ビクトリアスが、タグボートの助けを借りてノースドックのBバースに接岸した。出港から入港までちょうど11週間。その間、寄港したのは那覇軍港に4日間だけだったと見られる。

その那覇軍港寄港時の写真と、今回のノースドック帰港時の写真とを比べると、喫水線の上の汚れ方が極端に違っている。那覇出港後、暖かい海域で活動して戻ってきたものと思われる。

このタイプの音響測定艦の任務継続可能な期間は90日とされている(The Naval Institute Guide to the Ships and Airvraft of the U.S. Fleet 18版)
継続可能期間ぎりぎりまで粘った、というよりも、と中の寄港を最小にして横浜での停泊を長くしたのではないだろうか。

ビクトリアスが昨年出港した2日後に、LFAソナー搭載艦のインペッカブルもノースドックを出港している。インペッカブルは我々の寄港監視の網にかかっていないが、近く横浜港に戻ってくる可能性が強い。
そして、沖縄近海での任務を交代したのが、2月4日から6日にかけて、それぞれ2日ずつ那覇軍港に寄港したコリー・ショウエストとエフェクティブなのではないだろうか。

(RIMPEACE編集部)

[参考ページ]
シリーズ・沖縄の基地を視る(57) 双胴船2隻が並ぶ那覇軍港(07.1.20)


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