沿岸送油システム艦、ノースドックに寄港


ノースドックに型を並べて停泊する沿岸送油システム艦ウィーラーと作業船ファストテンポ


OPDS艦の5つの巨大なリールに油送用のパイプが巻きつけられている(08.2.26 撮影)

長いパイプと強力なポンプを装備して、沖合いに停泊したタンカーから海岸に燃料油を送る沿岸送油システム(OPDS)艦ウィーラーが、この 24日から横浜ノースドックに寄港している。
この船は、小型の作業船ファストテンポと行動をともにしていて、佐世保に2月に寄港したときもいっしょだった。

常駐港はグアムで、今回はプサンから横浜に回っている。シーウェーブズ・マガジンによればプサン入港は5月16日だ。佐世保を 2月16日に出てからずっと極東にいたとは思えないから、改めてグアムからやってきたのだろう。
ノースドックとのコンビで戦時備蓄を担っている相模補給廠には、野戦病院セット、ベースキャンプセットなどとともに、内陸部送油 システム(IPDS)セットも蓄えられている。沿岸送油システム艦がノースドックで陸軍開港セットの隣に停泊しているのを見ると、 何処ででも戦闘を開始できるために「知恵を絞った」米軍の備蓄物資が、この地域に集中していることを改めて実感させられる。

(RIMPEACE編集部)

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沿岸送油システム艦、佐世保に入港(08.2.14)


相模補給廠に並ぶ内陸部送油システム(IPDS)セットのコンテナ(05.4.14 撮影)


'2008-5-26|HOME|