音響測定艦エイブル、RIMPACに参加
米第3艦隊のRIMPACのページに、同演習に参加する各国の部隊の
一覧が掲載された。キティーホークが参加するが、その他の横須賀常駐艦の名前はない。
参加艦の中に音響測定艦エイブル(T-AGOS 20)がいた。大西洋艦隊の責任海域で任務についたあと退役して、昨年現役復活が決まった
船だ。
「エイブルはフィラデルフィアの退役艦船の施設から、現役復帰と低周波アクティブ(LFA)ソナーシステム搭載のために
チャールストンの民間のドックに移された」(MSC 2007 in Review)
エイブルはコンパクト版低周波アクティブ(CLFA)ソナーの最初の配備艦だ。
2008年2月、エイブルはパナマ運河を通って太平洋に抜けた。CLFAソナーシステムに慣熟したあと、6月後半からのRIMPAC 2008
に参加する。
演習終了後に沖縄か横浜ノースドックに寄港するのではないか。
海軍発行のSea Power for a New Era 2007の
中で、「2008会計年度の後半に、エイブルの最初のCLFAシステムが稼動すれば、コリー・ショウエストは退役する」と述べられている。
以前は音響測定艦インペッカブル(T-AGOS 23)の就役と交代で、と言われていたのが、ずいぶん退役まで長引いたことになる。しかし、
MSCのチャーター契約もこの8月末までで延長オプションなし、となっているから、こんどこそコリー・ショウエストは退役するのだ
ろう。
コリー・ショウエストはこの4月末から5月末にかけて2回石播のドックに入り、ノースドックに戻ってきたあと出港、6月に2回那覇
軍港に寄港した後、6月23日にノースドックに戻ってきた。そして29日におそらく米本国に向けて出て行った。
音響測定艦としてのコリー・ショウエストを日本で見るのは、これが最後だろう。
(RIMPEACE編集部)
[関連ページ]
音響測定艦エイブル、現役復帰へ (2007.9.8)
石川島播磨のドックからノースドックに戻るコリー・ショウエスト(08.5.7 撮影)
コリー・ショウエストにとってこれが最後のノースドック停泊となろう。(08.6.27 撮影)
'2008-7-1|HOME|