音響測定艦、ペルシャ湾へ?

FBO(FedBizOpps)のページに、現役復帰してリムパック演習に参加していた音響測定艦エイブルに関係する 記述があった。ペルシャ湾の大気と海水の状態に適合するように、エアコンなどの設備を大型化するための見積もりを求めるものだ。

海水温華氏95度、大気温度華氏105度、ホノルルに居るエイブルに乗艦してチェックするのは8月4日から8日まで、などと 具体的な話になっている。
最終的なレポート提出が9月末になっていて、このときまでエイブルがホノルルに拘束されてはいないだろうが、いずれどこかで 改造を受けて、ペルシャ湾での活動に備えることになるのかもしれない。

この時期に音響測定艦をペルシャ湾に貼り付ける狙いは、イランの動きを封じることだろう。もっともNAVYのレポートによれば、 イランが保有している、探知しにくい通常型潜水艦は3隻だとか。(ちなみに海自は16隻)
それでも米軍の音響測定艦だけで四六時中見張るとなれば、交代も考えると1隻では無理だ。今沖縄付近の海域を中心に活動している 4隻の音響測定艦が交代でペルシャ湾まで行くことになるのだろうか。

音響測定艦が準母港の横浜ノースドックに戻ってくる日数の変化から、中東派遣の動きも見えてくるだろう。このエイブルの装備拡張が 本当にペルシャ湾派遣を目指しているとすれば、の話しだが。

(RIMPEACE編集部)

[関連ページ]
音響測定艦エイブル、現役復帰へ (2007.9.8)


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