移動式発電設備、横須賀基地から横浜NDへ


トレーラーから下ろされて横浜ノースドックの埠頭に並べられる移動式発電・変電ユニット(08.12.24 撮影)


横須賀基地の純水製造施設の前に並べられていた移動式発電・変電ユニット。GW艦上から12.6 撮影

12月24日、トレーラーで運ばれてきた発電・変電ユニットが、横浜ノースドックに並べられた。横須賀基地で使われていた移動式発電・ 変電ユニットが、横浜ノースドックに移動を始めた。

原子力空母が横須賀基地12号バースに停泊中、原子炉をアイドリングにする。その結果、必要な電力を外部から空母に供給する必要がある。 その電力供給のために横須賀基地内に建設中だった天然ガス火力発電所のフル稼働開始が、ジョージ・ワシントンの横須賀配備に間に合わな くなったため、フル稼働までの期間をしのぐために本国から送られてきたのがこの移動式発電・変電ユニットだった。

横浜ノースドック経由で横須賀に送られた同ユニットが再び横浜NDに戻ってきた。
移動式発電・変電ユニットが「御役御免」になったということは、横須賀基地内に新設された天然ガス火力発電所がフル稼働を始めて、空母 に電力を供給し始めたことを意味する。
原子力空母の横須賀母港化を支える施設が完成し、他の原子力艦の寄港も支えられる態勢が出来上がったと見ていいだろう。

(RIMPEACE編集部)

[参考ページ]
横浜ND経由で 運ばれたのは 原子力空母のための発電設備だった(08.6.7)


原子力空母が停泊中の電力をまかなう天然ガス火力発電所。GW艦上から12.6 撮影


'2008-12-25|HOME|