横浜ノースドックでのタグ組み立て、3隻に


3隻目のWTもほぼ組みあがった。これでノースドックに4隻のWTが。


もう一隻分部品があるはずだが、どこかに移動された。後ろは組み立てれば桟橋やフェリーになる部品群(09.3.27 撮影)

横浜ノースドックに備蓄されている陸軍上陸用舟艇セットのうち、浮き桟橋や運搬用のフェリーを海上で組み立てるときに活躍するWT (Warping Tug)の組み立てが進み、この10日間で3隻が部品から完成形に姿を変えた。
全部で5隻備蓄されることになっているWTのうち、4隻が組み立てられ動けるようになりつつある。最後の1隻分の部品はどこかに 運ばれたらしく、今までの部品置き場はからになった。

Warping Tug が相当数揃ったことで、これまで陸上でメンテナンスを受けていたMCS(Modular Causeway System)のコンテナ状の部品群 も、ノースドックの海面上に降ろして組み立てる訓練ができるようになる。
羊をまとめる牧羊犬の働きをするのがWTだ。揚陸地点に近づいた事前集積艦から戦車や装甲車を降ろす時の海上での「受け皿」になった り、車両を載せて上陸地点に運ぶフェリーに姿を変えるには、WTがMCSを集約して結合させる手伝いをする。

横浜港の水面で、米軍がMCSの展開訓練を始めることが可能になってきた。

(RIMPEACE編集部)

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