横浜NDのWT、なぜか分解が始まる


右端のWTから分解されている(09.6.26 撮影)


事前に装備が外されて平になったWT(09.6.24 撮影)
 

横浜ノースドックに備蓄中のWT(Warping Tug)は全部で5隻。ただしそのうちの4隻は3月から4月にかけて、ノースドック内で組み立てら れたものだ。
組み立て後、5月に海面に浮かべられて検査を受けていたが、4隻についてはもう一度Eバース付近の積み下ろし場の一角に並べられた。

その場所がWTの保管場所になるのか、と見ていたら、今週初めから分解して部品セットに戻す作業が始まった。
WTは、上陸用舟艇セットのうち大型コンテナ大のポンツーンを、浮き桟橋やいかだに組み立て運ぶときの立役者だ。WTを本国に運ぶ ために分解している、ということではないだろう。
横浜ノースドック備蓄の陸軍舟艇  中型揚陸艇、海面での走行 テスト開始(08.11.8)に掲載した会計年度ごとのドック入り予定表でも、WT5隻がノースドックに居続けることは示されている。

一度組み立てたWTを分解するわけは何なのだろうか?保管場所の都合なのだろうか?
今後の基地内の施設の整備状況を、しばらく追っていけば判明してくるのではないか。

(RIMPEACE編集部)


水面に降ろされてノースドックAバースの裏に移動した5基のWT(09.5.15 撮影)


再びEバース付近での陸上保管に戻った4基のWT(09.6.1 撮影)


2009-6-27|HOME|