旧型ザマホーク、新型と交代して本国へ



横浜ノースドックに並んだ5機のUH60Aブラックホーク(2014.8.13 撮影)

8月13日の横浜ノースドック(ND)。5機の黒いヘリが並んでいた。キャンプ座間に配備されている米陸軍第78航空大隊所属のUH60ブラックホーク(通称ザマホーク)だ。

3か月前の5月12日に自動車運搬船グリーンリッジが運び込んだ5機のブラックホークの機種はUH60Lで、これまで座間にいたUH60Aより新しく、機能も強化されている。
ザマホークがA型からL型に入れ替わる、と予想はされていたが、これまでA型が座間から出ていく動きは見えなかった。

13日にノースドックに並んでいた5機のうち、左向きの2機の機体番号が解読できた。23937、24451で、いずれもA型だ。あとの3機は読めなかったが、同じA型と推定できる。
今回の横浜NDからのA型の積み出しで、キャンプ座間配備の陸軍ヘリの新型への移行が完了する。

極東の米軍基地と米西海岸の基地を定期的に巡回する船便を、米海軍は仕立てている。この数年は自動車運搬船グリーンリッジやグリーンポイントがチャーターされている。オスプレイを サンディエゴから岩国に運んだのもグリーンリッジだった。
太平洋を横断するこの定期便の周期はほぼ1か月半で、今回のA型からL型への移行は1か月半では片付かずに、L型のND搬入から2回目の便にA型を載せることになった。

(RIMPEACE編集部)

[参考ページ]
新規陸軍ヘリ5機、ノースドックに陸揚げ(2014-5-14)


12日に那覇軍港に寄港した自動車運搬船グリーンリッジ。プサン経由で横浜NDに
寄港して、5機のブラックホークを積み込み本国に向かうとみられる(8.12 読者撮影)


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