高速輸送艦ウェストパック・エクスプレス、沖縄から新型バギーを本土に搬入か


横浜ノースドックBバースに入港中の高速輸送艦ウェストパック・エクスプレス


ウェストパック・エクスプレスの近くに置かれていた砂漠迷彩のバギー(UTV)(17.11.5 星野 撮影)

海洋調査船ヘンソンが入港したのと同じ11月4日の19時前に、高速輸送艦ウエストパック・エクスプレスがノースドックのBバースに入港した。今回、ウエストパック・エクスプレス は、11月3日の早朝に那覇を出港して横浜にやってきた。
前回は10月3日に入港して8日に出港しているので、約1ヶ月ぶりの寄港だ。

今回の入港直前のBバース周辺には、ウエストパック・エクスプレスに積み込むための物資等が運び込まれているという様子はうかがえなかった。しかし、翌11月5日には、兵士一人 一人の個人装備らしきものの入ったバッグを入れた巨大な網のような袋がいくつもBバースに並べられ、その横にはひもで括られた長方形の大きな箱が複数積み重ねられて置かれていた。

さらに、Bバース近くには、砂漠塗装のバギー(UTV:Utility Task Vehicle)と装甲トラックらしき車両が並んでいるのも目撃された。
11月2日、那覇軍港に停泊していた高速輸送艦ウエストパック・エクスプレスの近くに砂漠塗装のバギーが停められているのを読者が目撃しているが、そのバギーと、横浜ノースドック で目撃されたバギーは同一車両である可能性がある。

ウエストパック・エクスプレスは、11月6日の昼過ぎには韓国のポハンに向けてノースドックを出港し、11月7日の夕方にポハンに到着した。
なお、ウエストパック・エクスプレスは、ポハン到着の数時間後の7日夜には再び那覇軍港に向けて出発している。そして、その後も慌ただしい動きを続けている。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)

[参考ページ]
新型軽量バギー、沖縄海兵隊に配備か(2017-4-9)、名護在住のフォトグラファー山本英夫さんのスクープ写真で 構成


ウェストパック・エクスプレスの近くに置かれていた砂漠迷彩のバギー(UTV)


那覇軍港に入港中の高速輸送艦ウェストパック・エクスプレス。後方は自動車運搬船グリーンレイク(17.11.2 読者 撮影)


2017-11-19|HOME|