横浜ノースドック・2007年まとめ−2

音響測定艦の出入りと行き先



横浜ノースドックの入港−出港日

長い水中受聴ソナーを曳いて潜水艦を探す音響測定艦を、米海軍は5隻運用していて、そのすべてが横浜ノースドックを実質的な 母港としている。2007年の横浜ノースドックへの寄港状況を見ると、それぞれの音響測定艦の任務パターンが崩されることなく 沖縄近海へ出航していたことが読み取れる。

横浜ノースドックでの2週間から4週間の「長期休暇」は年3回程度で、横浜から出てから戻ってくるまでに複数回沖縄の軍港 (那覇、ホワイトビーチ)に短期寄港を繰り返している。5隻の音響測定艦の哨戒海域が沖縄近くで、補給のために沖縄に寄り、 定期的に横浜に戻ってきてパッシブソナーの点検を受ける、というパターンが確立している。

全部の艦がこのパターンどおりに動いたため、長期のドック入りは横須賀に入っていたエフェクティブだけだった。必然的に 横浜ノースドックの停泊日数は減り、2006年と比べて200日以上の減少となった。全艦を動員せざるを得ない状況が、特に 07年の後半にあったと推定される。

(RIMPEACE編集部)

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音響測定艦の主な活動海域(2007.12.21)


ホワイトビーチに入港した音響測定艦ビクトリアス(07.8.30 世嘉良 学 撮影)


那覇軍港に入港した音響測定艦ロイヤル(07.8.30 撮影)


那覇軍港に入港した音響測定艦コリー・ショウエスト。LFAソナー搭載艦だ(07.10.24 撮影)


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