ビクトリアス、横浜ノースドックからRIMPACへ
台風避難?のインペッカブルも続いて出港


入港したインペッカブル(右)と並ぶ、音響測定艦ビクトリアス(04.6.29 14時半 撮影)


インペッカブル1隻が残った横浜ノースドック(04.7.2 11時半 撮影)

7月1日ころ音響測定艦ビクトリアスが、そして5日にはインペッカブルが横浜ノースドックを出港した。双胴の音響測定艦2隻が並んでいたのは、つかの間のことだった。

米軍のRIMPAC2004参加艦船のページに、対潜水艦戦闘グループとして音響測定艦(T−AGOS)2隻が載っていた。エフェクティブ、そしてビクトリアスだ。RIMPACの演習期間は6月29日〜7月27日だから、ビクトリアスは開始後数日しての参加ということになる。
エフェクティブも今年の3月までノースドックにしばしば寄港していた。この2隻は、潜水艦探知というルーティンワークをこなしているに違いない。

インペッカブルの動き

3月下旬にノースドックに初寄港したインペッカブルは、この2隻とは寄港パターンが少し違う。今回、台風7号を避けるようにノースドックに入港し、7号が東シナ海から去ったあとに出港した。インペッカブルの活動する海域は、やはり東シナ海なのだろう。
海洋調査船コリーショウエストは、くじら殺しの低周波アクティブソナー(LFA)を積みこんでいる。このLFAはインペッカブルの就役まではコリーショウエストに装備され、その後はインペッカブルに積みこまれることになっていた。(T-AGOS 23 Impeccable (Global Security))

初寄港後の「2勤3休」ともとれるようなインペッカブルの寄港パターンは、潜水艦を探知する通常のT−AGOS艦の動きとは異なっている。新装備のLFAに慣熟するために、使用禁止海域の指定外の東シナ海などで試験をしている、と考える余地もあるのではないか。

(RIMPEACE編集部)

[参考ページ]
双胴の音響測定艦が並んだ横浜ノースドック(2004.6.30 UP)


'2004-7-6|HOME|