演習中の空母と、横須賀残留部隊


横須賀基地に入港するイージス駆逐艦カーティスウィルバー(2005.3.21 撮影)

キティーホークは3月1日に香港を出港し、ふたたび沖縄近海で訓練を重ねた。そして、3月14日にプサンに入港した。空母のプサン入港を報じる東亜日報のWEBページには、艦載機を満載して接岸するキティーホークの写真が載っている。1年前の3月15日にプサンに入港したキティーホークは、入港前に艦載機を日本や韓国の基地に飛ばしていた。入港3日前の3月12日に、韓国大統領弾劾案が可決され、韓国の最高指導者の権限が停止された。「不測の事態」に備えて、入港中は艦載機が空母から発進出来ないのでとった措置だった。1年後のプサン入港時には、艦載機を積んだままの通常の入港形態だった。

横須賀常駐の随伴艦7隻を連れて動いているキティーホークは、18日までにプサンを出港し、20日からのフォールイーグル演習に加わっている。

横須賀に残ったのは巡洋艦チャンセラーズビルと駆逐艦カーティスウィルバーだった。ともに修理のために横須賀を動けなかった。ブルーリッジは別行動で、インドなど歴訪の旅に空母より先に出ている。

チャンセラーズビルは3月15日にドックを出てバースに移った。また、それよりも早く修理を終えていた カーティスウィルバーは17日朝までに機能チェックのために出港し、21日14時過ぎに戻ってきた。奥の11号バースに移動して、演習中の部隊の帰りを待っているかのようだ。

(RIMPEACE編集部)


11号バースに接岸するカーティスウィルバー(奥)、手前はチャンセラーズビル(2005.3.21 撮影)

[参考ページ]
厚木に艦載機20機戻る。空母はプサン入港(2004.3.15)


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