イージス駆逐艦ステザム、横須賀に配備される



イージス駆逐艦ステザム(DDG63)が横須賀基地に入港した(05.6.17 撮影)

6月17日、横須賀基地の防波堤の外の錨地に、アーレイバーク級の駆逐艦のシルエットが見えた。横須賀常駐艦のうち、カーティスウィルバーはMaster Pier East に居るし、ジョンSマケインはドライドックに入っている。も一隻のフィッツジェラルドは、キティーホークの随伴艦としてCoral Sea に居る。

艦番号DDG63、イージス駆逐艦ステザムが横須賀に配備されたのだった。弾薬などをおろしたバージが離れていったあとで、ステザムがMaster Pier West への入港を開始した。2月14日のNAVY News Releaseによれば、ステザムはカッシングの交代要員だ。しかし、カッシングは5月23日に横須賀を出たあと、ペトロパブロフスクを訪問するなど、まだ退役の準備中だ。ステザムは4月7日に横須賀を後にしたビンセンスと交代した、と考えるのが妥当だろう。9月に横須賀に来る予定になっているラッセンが、カッシングの後継艦なのだろう。

ラッセンまで含めると、11隻の横須賀常駐艦のうち、5隻がアーレイバーク級駆逐艦となる。空母への随伴という以前からの任務とは別の、MD(ミサイルディフェンス)任務などの新任務に備えた横須賀への配置といえる。

(RIMPEACE編集部)


ステザムは、入港前に錨地で弾薬などをバージに移し換えていた。右がステザム、左はその後出ていったゲアリー

[参考ページ]
ビンセンスとカッシング、ついに引退へ。若返りと戦力強化に向かう横須賀の艦船
(2005.2.20)


2005-6-17|HOME