演習参加の艦船、横須賀に続々帰港


斜めマストの駆逐艦は右からラッセン、フイッツジェラルド、カーティス・ウィルバー。左端は後進中の
バンデグリフト。中央付近にゲアリーのマストも見える。手前は海自の潜水艦と海洋観測艦(11月22日撮影)

11月22日16時、夕闇が迫る横須賀基地に、フリゲイト艦バンデグリフトが戻ってきた。この2日間で、駆逐艦ラッセン、フイッツジェラルド、カーティス・ウィルバーとフリゲイト艦ゲアリー、バンデグリフトの5隻が横須賀に戻ってきた。

5隻の戦闘艦はいずれも、日米合同演習"ANNUALEX 17G"に参加していた。9日から18日までの演習だ。まだ戻ってこない巡洋艦2隻、駆逐艦2隻のうちの何隻かが、キティーホークと行動を共にしていると考えられる。

横須賀に原潜が2隻在港中だ。19日に入港したサンタフェと、21日に入港したジェファーソンシティーだ。このうちのサンタフェは、"ANNUALEX 17G"に参加している。同演習に参加したもう1隻の原潜パサデナは、7日〜11日に横須賀にいた。演習終了後、キティーホークの護衛についている可能性がある。

同演習参加の給油艦ウォルターSディールと弾薬補給艦フリントは、期間中に佐世保に寄港している。また音響測定艦ビクトリアスが、演習終了後にホワイトビーチに寄港した。戦闘艦や原潜は横須賀、補給艦は佐世保、そして音響測定艦は哨戒海域に近い沖縄と、それぞれの「棲み分け」が目立つ。

(RIMPEACE編集部)

[参考ページ]
戦闘艦が出港したあとの米軍横須賀基地(05.9.17)

[11.26 追記] 原潜パサデナは11月22日に佐世保に入港した。香港に向かったキティーホークとわかれての入港だろう。キティーホークとチャンセラーズビル、ステゼムの3隻は、24日に香港に入港した。


ラッセンの艦橋の右に、原潜の緑色の排気筒が2本重なって見える(11月22日撮影)


'2005-11-23|HOME|