横須賀基地沿岸でヘリの救難訓練


2機並んで訓練中のHH60ヘリ。片方が兵士を吊り上げている


救難訓練に参加したと見られる大型ゴムボート。後方は吊り上げ中のヘリHH60(06.10.4 撮影)

横須賀基地の東側の水面で、10月4日に空母艦載のヘリ部隊HS−14所属のHH60ヘリが、救難訓練をしていた。

HS−14は第5空母航空団に属するヘリ部隊で、対潜、救難、物資輸送などの任務を行う。この日の午後、厚木方面から飛来したHH60は、いったん基地上空を旋回してNAVYのヘリポートに着陸、その後すぐに海上で救難訓練を始めた。

1機が兵士を吊り下げ、吊り上げしている間、もう1機が周辺を警戒して飛びまわっていた。途中で大型ゴムボート・ゾディアックが訓練水面の方から何人かの兵士を載せて、横須賀本港に入っていった。

空母戦闘群が行動中に、水中に転落した兵士や、墜落した艦載機のパイロットを救出する訓練で、厚木で最近とくに激しくなった艦載機の訓練と同時並行して行われていると見られる。
横須賀の市街からは見えにくい場所だが、この場所は基地の小型船舶などを使ったさまざまな訓練も行われているのではないだろうか。

(RIMPEACE編集部)


救難訓練が行われた場所の推定位置。本港に停泊中の米艦は10月4日現在で、
9月29日のシャイロー帰港のレポートに掲載したものと変わっていない。


'2006-10-6|HOME|