空母の出港準備が進む横須賀基地


キティーホークの飛行甲板に張られていた工事用のテントが骨組みだけになった(06.10.10 撮影)

核実験の有無にかかわらず北朝鮮に対する圧力を加えていく準備が、今回の北朝鮮の「核実験実施」の表明より以前から、第7艦隊で進められてきた。
キティーホークの出港に備えて、艦載機のNLPが硫黄島で行われている。12日からは厚木でのNLPも加わる。

横須賀の常駐艦は、9月29日にシャイローが帰港して以来、船の出入りはおろかバース間の移動さえもない。嵐の前の静けさ、という感じすら受けるが、10日には空母出港前の動きが確認された。
キティーホーク甲板上に張られていた大型の工事用テントが、10日に骨組みだけになった。9日まではシートが張られて、これがある限り出港は無いという目安になっていたのだが。

駆逐艦ステゼムに燃料補給船が横付けしていた。随伴艦たちも動き出す準備を始めた。
長期の演習から戻ってきたばかりのキティーホークを中心とする空母戦闘群の出港が近づいている。今度は米軍同士の演習とは異なる状況下での出港だ。

[参考ページ]
シャイロー帰港、横須賀常駐艦全艦揃う(9.29 up) 10日以上過ぎても、このページの米艦船の配置と全く変化が無い

(RIMPEACE編集部)


左からステゼム、フィッツジェラルド、カウペンス、ジョンSマケイン、マスティン、ブルーリッジが並ぶ


手前はカーティスウィルバーとゲアリー、空母の後にラッセンとシャイローのマストが見える(06.10.10 撮影)


'2006-10-10|HOME|