大改造計画が進む横須賀基地で、浮き桟橋撤去される



横浜方面からやって来たタグ2隻に曳かれて、横須賀基地を後にする浮き桟橋(10‐11号バース)

3月31日、横須賀基地の10−11号バースとして使われてきた浮き桟橋が、撤去された。払い下げを受けたのか、民間のタグボート2隻が横浜方面からやってきて、3時間半後にゆっくりと浮き桟橋を曳いて出ていった。

この桟橋撤去は、原子力艦船の寄港時に純粋を供給するプラント建設と並んで、横須賀基地大改造計画の主要な要素だ。
原子力空母の受け入れのために海底を浚渫する範囲に、この浮き桟橋の半分以上がかかっていた。12号バースと8−9号バースの間で空母の動きの自由度を増すためにも、浮き桟橋の撤去が必要だったのだろう。

純水製造プラント建設用地は、既に山を一つ削り終わり、基礎工事が進められている。浮き桟橋の撤去も予定より遅れたとはいえ完了し、空いた場所にはバージ用の桟橋が作られるという。
米海軍にとってきわめて重要な基地である横須賀は、基地機能の強化がどんどん進められている。

(RIMPEACE編集部)(写真は3月31日撮影)

[参考ページ]
横須賀基地の大改造、12号バースの裏山削りから


原潜ハンプトンと空母キティーホークの間を曳かれていく浮き桟橋。原潜が多数停泊した桟橋だった


'2007-3-31|HOME|