米軍タグボート、横須賀で「復活」


浚渫工事の「汚濁防止膜」の周囲を巡って、駆逐艦ラッセンが帰港した


ラッセンの入港を支援するタグボートは、いずれも米軍タグ


3号バースに接岸するラッセン。隣はマスティンと救難艦サルボア

横浜も房総も見通せる快晴の1月25日、4日前に横須賀を出港した米駆逐艦ラッセンが帰港した。注目すべきは、入港をサポート したタグだ。2隻のタグは、いずれも米海軍のタグだった。

昨年後半には出番が少なくなって、民間のタグボートに「仕事をとられて」いた米軍のタグが、復活した。
当面、タグボートに金をかけずに行くという海軍の方針になったのかどうかはわからないが、いずれ海軍兵士が海軍のタグボートに のって仕事をする横須賀特有のやり方が変わっていくのは覆せないだろう。その過程での一時的な「復活」という線が強いのでは ないだろうか。

この日、横須賀基地には救難艦サルボアが入港していた。前日昼まで、「むらさめ」のインド洋派遣に抗議していたときには、未だ 入港していなかったから24日午後か25日朝に入港したものと思われる。
サルボアは昨年8月から9月にかけて佐世保に寄港していた。それ以降、在日米軍基地に姿を現したのは初めてだ。
サルボアの「兄弟分」で佐世保常駐の救難艦セーフガードは、佐世保を出港して那覇軍港に24日に入港している。

(RIMPEACE編集部)(写真はすべて 2008.1.25 撮影)

[参考ページ]
米軍タグボートが「働かなくなった」横須賀基地


海自潜水隊司令部前に入港していた救難艦サルボア(ARS 52)


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