GWが停泊中の横須賀12号バースを見る(1)



「なぞの建物」の全景。コンテナ状の倉庫が付属しているようだ

原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)が(ごく一部)公開された12月6日、空母の周辺をじっくりと見てきた。
9号バースに泊まっているはずのブルーリッジがいなくなり、代わりに海自護衛艦「しらね」が停泊していた。6日朝、入れ替えた ようだ。ブルーリッジは読者からの情報によれば晴海に移動したとのことだ。

12号バースの入り口を抜けてすぐのところに、正体不明の建物がある。昨年10月に骨組みが立ち上がったが、用途がはっきりしない。 建物に看板もない、窓もない、そして表と裏の入り口は厳重なロックがされている。

入り口に小さな書類が貼られていた。再補充するのは時間もコストもかかるから、使う材料は必要最小限にせよ、という内容だ。これで どうやらこの建物が倉庫として使われているらしい、ということが分かった。すぐそばに3隻固定されている原子力空母修理用のバージ で使う材料が保管されている、と思える。ちなみにこの3隻のバージも制限区域に指定されていて、基地内の道路から金網で隔てられて いる。

放射性物質保管の表示は無かったが、この先何が保管されるかは分かったものではない。建物の手前にあるコンテナ状の倉庫には、 有害化学物質保管の表示に用いる4色のラベルが貼られていたが、危険度を示す1〜4の数字は記入されていない。
この建物の建築が分かったとき横須賀市に問い合わせたが、米軍からは何の連絡も無かった、とのことだ。秘密裏に立てられた倉庫の中 には、どんなものが保管されているのだろうか?

(RIMPEACE編集部)(08.12.6 撮影)

[参考ページ]
横須賀12号バースに未知の建物建築中(2007.12.17)


建物の入り口に貼られていた「節約令」


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