9号バースのブルーリッジにヘリが着艦 


横須賀本港で着艦態勢のSH60F司令官用ヘリ


ジョージ・ワシントンの横を抜けてブルーリッジに向かうSH60F
 

2月19日昼の軍港めぐりの船が長浦港から横須賀本港に戻って来たころあいに、第7艦隊司令官搭乗に使われるSH60Fが低空で本港 に入ってきた。そのまま、ジョージワシントンの横をすり抜けて、9号バースに停泊中のブルーリッジに着艦した。
着艦後、ローターの音は小さくなったが回ったままで、約10分後に再びローターの回転をあげて離艦した。

横須賀港内では、海自は艦載ヘリの着艦、発艦は行っていない。米軍の駆逐艦などからも、通常は行っていない。入港前にヘリも厚木に飛 ばしている。
思い出すのは、2005年10月17日に米海軍駆逐艦ラッセンに積まれていたヘリが横須賀基地内で発艦した際、「ヘリの航法支援のた めに、承認されていない周波数の電波をその艦船が出してしまった」電波妨害事件だ。
このときは、航海中にヘリの修理が終わらなかったので入港後に発艦させた、という説明がついていた。

横須賀基地の中にはヘリポートがある。何も好き好んで狭いブルーリッジの甲板に降りることはないのだ。まして今回は原子力空母の工事 中。その隣のバースに停泊中の船に着艦するなどという危険なことを、なぜ行ったのだろうか。

(RIMPEACE編集部)(10.2.19 撮影)

[関連ページ]
やっと一件、米軍が電波妨害認める(2005-12-12)


ブルーリッジから離艦したSH60F。下のマストはブルーリッジのもの


2010-2-21|HOME|