原潜ツーソン、横須賀出港




タグに曳かれて離岸した原潜ツーソンは、原子炉の出力を上げて浦賀水道に
向かった。追尾しているのは放射能モニター船「きぬがさ」(2010.8.6 撮影)
 

エセックスが横須賀から出た1時間後の8月6日14時、原潜ツーソンが横須賀基地13号バースから出港した。
ツーソンは8月2日に横須賀に入港していた。同じ13号バースに7月末まで12日間寄港していた原潜ルイビルと比べると、寄港日数 は5日で通常の寄港日数と言っていい。
ただしそれは横須賀寄港のみを見た場合で、ツーソンは7月13日から1週間佐世保に寄港、そして同23日に佐世保に一時寄港した あと、日本海で行われた米韓合同演習 "Invinsible Spirit" に参加している。その後、横須賀に寄港したので、この期間中、海に出て いるより港に入っているほうが長かったことになる。

ツーソンは佐世保寄港中に艦橋にヤグラを立てて潜望鏡の修理をしていた。米韓合同演習参加の期限がせまり、修理が完全には終わらな かったために、演習終了後に修理箇所の検査を行うために横須賀に寄港したのではないだろうか。

(RIMPEACE編集部)

[関連ページ]
佐世保寄港中の原潜が修理作業(10.7.15更新) (速見篤)


13号バースで艦橋の周囲にやぐらが組まれていたツーソン。(2010.8.4撮影)


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