浚渫前に駆け込み補給。横須賀燃料埠頭に大型タンカー


横須賀港外錨地で吾妻島燃料桟橋への接岸を待つタンカー、エンパイアー・ステイト(2011年5月18日12:15 撮影)


横須賀港の18日の潮汐グラフ。15時ころに潮位が1メートル高くなった
(第三管区海上保安本部海洋情報部「潮汐情報」より)



実に7ヶ月ぶりに、横須賀の米軍燃料埠頭に3万トンクラスの大型タンカーがやってきた。これまでに何度か佐世保や天願沖に来ている船 だ。

もうじきに浚渫工事が始まる燃料桟橋に、工事前の駆け込みでやってきたのはエンパイアー・ステイトだ。韓国ウルサンから燃料を積んで きたと見られる。
5月11日から12日には佐世保基地に寄港していて、そこでも燃料を降ろしているから、横須賀の錨地に停泊中のエンパイアー・ステイトの 船体はかなり浮き上がっていた。
それでも空いている燃料埠頭にすぐに接岸しなかった。

17日の20時半ころに錨地に到着していたエンパイアー・ステイトは、大潮の18日、潮位がMSLより1メートル高くなった15時半ころに、 吾妻島燃料埠頭に接岸した。
今回の「維持浚渫」工事は、タンカーの満潮待ち錨地待機の時間的なロスをなくすのも目的の一つだろう。

(RIMPEACE編集部)

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米軍横須賀基地燃料埠頭前の浚渫(2011-5-12)


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