中型タンカー、横須賀で燃料積み替えクェゼリンへ


吾妻島の桟橋で燃料を積み込んで浦賀水道に向かうタンカー、トランス・パシフィック。背景は南本牧埠頭


観音崎沖合を通過するトランス・パシフィック。船体が沈んでいることがわかる(2011.11.24 撮影)

近頃、横須賀基地からマーシャル諸島の米軍基地の島クェゼリン島に燃料を運ぶことが多い中型タンカー、トランス・パシフィックが、22日午前に横須賀基地吾妻島の 燃料桟橋に接岸した。
10月初めにクェゼリン島に向かった時は、その直前に八戸港に往復していた。今回は佐世保経由で横須賀に来た。

22日に半分浮いていた船体は、その24時間後には完全に浮かび上がって、船尾の舵の部分が見えるほどになっていた。入港以来、積んできた燃料を抜く作業が行われてい た。
その22時間後の24日9時ころに吾妻島の桟橋をトランス・パシフィックが離れたときには、船体は沈み、船底に近い赤い塗装部分は水面下に隠れていた。
積んできた燃料とは別種の燃料を積んで桟橋を離れたトランス・パシフィックは、いっとき錨地で待機した後、日没前に浦賀水道に向かった。

トランス・パシフィックは浦賀水道を南下して、またクェゼリン島に向かった。この島の米軍基地で必要とする燃料は軍用機や軍艦用の燃料とは異なるものらしい。

(RIMPEACE編集部)

[参考ページ]
横須賀から三沢へ、クエゼリンへ、タンカー動く(2011-10-9)


22日に入港直後のトランス・パシフィック。船体がだいぶ浮いている(2011.11.22 撮影)


前日より船体がさらに浮いたトランス・パシフィック。入港時の積み荷の燃料を抜いているようだ(2011.11.23 撮影)


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