原潜、異常な長期横須賀寄港



13号バース岸壁と原潜ツーソンに挟まれたコーパス・クリスティ(潜舵が見える方)

原潜コーパス・クリスティ(SSN 705)が横須賀に寄港したのは昨年末、12月23日だった。
12月30日に一度出港を試み、海保のモニターシップが待機したが、出港を取りやめた。(2013.12.31付け原潜横須賀 出港延期の怪参照)

年明け後も、出港の気配にモニターシップが待機したこともあったが、結局出港せずに10日を迎え、新たに寄港した原潜ツーソンに挟まれてしまった。ツーソンが動かないとコーパス・クリス ティも動けない状態になった。

1月11日現在、コーパス・クリスティの寄港日数は20日になっている。過去10年間に横須賀に寄港した原潜のうち、滞在期間が一番長かったのが2005年7月に寄港したヘレナで 14日だった。その日数を大幅に超えたうえ、さらに伸びるのは必至の状態になっているのがコーパス・クリスティだ。それも出港予定のキャンセルが続いた後でだ。
13号バースに寄港中の原潜コーパス・クリスティに、何か異常な事態が起きているとみなければならない。

船体に関するトラブルなら、現地で手におえないときにやってくるのが潜水艦母艦だ。ところがグアムにいるフランク・ケーブルも、ディエゴガルシアにいるエモリーSランドも動かない。
機械的なトラブルでないとすると、3週間も横須賀に足止めされているのはヒューマンサイドの問題ということになるだろう。
指揮官が問題を起こして査問を受けている、とか、乗組員の中にインフルエンザが流行してしまって動きがとれない、などの原因が考えられそうだ。

(RIMPEACE編集部)(2014.1.11 撮影)


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