米沿岸警備隊カッター、火事の後横須賀寄港


横須賀基地12号バースに停泊中の米沿岸警備隊カッター・ウェイシー


白い船体のウェイシーのダクト付近に焼け焦げたような跡がある

米沿岸警備隊の大型カッター・ウェイシー(WMSL 751)が9月23日に横須賀基地に寄港した。

沿岸警備隊の広報ページによれば、ウェイシーは9月20日に第7艦隊の責任エリアを航行中に艦内で火災が発生、1時間半ほどのちにクルーが消し止めた。
横須賀基地で、原因の究明を行うとのこと。

9月27日のヨコスカ平和船団の横須賀港内海上デモの際に、12号バースの奥に停泊するウェイシーを遠望した。
白い船体の一部に、黒く焦げたような跡が見られた。これが火災のためだとしたら、おそらく艦内のヘリ格納庫あたりも燃えていると思われる。
格納庫の扉が半分だけ開けられて、その前にテントが張られていた。原因調査のため、火災現場の出入り口になっているのではないか。

ウェイシーは8年前に一度、横須賀に寄港したことがある。ヘリや無人偵察機を積んで、密輸の阻止やその他の軍事活動も任務に入っていると、8年前から指摘されてきた。

格納庫が火元に近ければ、ヘリなども燃えてしまった可能性が強い。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(20.9.27 頼 撮影)

[参考ページ]
沿岸警備隊新型艦、横須賀寄港(2012-8-7)


2020-9-27|HOME|