原潜シカゴ、横須賀寄港



2日昼過ぎ、観音崎沖の浦賀水道を北上する原潜シカゴ

ハワイ・パールハーバーを母港とするロス級原潜シカゴ(SSN 721)が、10月2日に横須賀基地に寄港した。

横須賀基地への原潜の接岸入港は、6月20日に寄港して一泊で出航した原潜ノース・カロライナ以来だ。ノース・カロライナも3か月ぶりの原潜の接岸入港だったが、この時も横須賀基 地のHPCON(Health Protection Condition:健康保護条件)はからに緩和されたあとだった。今度もからに緩和された後にシカゴが寄港して いる。

シカゴはパールハーバーを8月下旬に出港した。9月14日にグアムに短期間寄港したあと、バリアント・シールド 2020 演習に参加している。
同演習の終了後の9月29日には、横須賀港沖の錨地に一時寄港した。寄港理由は「人員移送」だった。
接岸入港の3日前に沖合一時寄港で人員を移送したのは、艦内で急病人が発生したためかもしれない。

コロナ禍の中での軍艦の寄港は最小限に抑えられている。横須賀への原潜寄港ペースが極端に落ちているのも、そのためだろう。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(20.10.2 木元 茂夫 撮影)

[参考ページ]
原潜、三か月ぶりに横須賀基地に接岸(2020-6-21)


2日午後、横須賀基地13号バースに接岸した原潜シカゴ。基地の外からは艦の垂直尾翼がかろうじて見えるだけだ


2020-10-3|HOME|