横田基地「職員募集案内」の製作代金支払遅延について


 '96年9月10日、在日米空軍横田基地は「職員募集案内」(A3二つ折り、外4色、内2色、発行部数1500部)を立川市の(株)ワード・インに発注した。同社は同月27日に製作・印刷を終え、納品。総額154,000円を請求した。

 その後、ワード・インの請求と再三に亘る支払いのお願いにもかかわらず、8か月余の間、横田基地からの入金はなかった。

「米軍のしかも職員募集パンフの仕事なので、支払いはしっかりしていると思ったのに」と困り顔。以下、ワード・インによる。

「印刷物を発注したのは在日米軍横田基地人事部雇用課のM氏で、納品・請求後にM氏から『金銭を管理する他の部署が支払いを行うので、そこの担当者Y氏に電話をかけるように』と言われました。」

「なかなか振り込んでもらえないので、昨年中は勿論、今年に入ってからも、支払いのお願いの電話を何回かかけました。その度にY氏は『今週中に入金する』とか『今月中に入金する』と言うのですが、未だに振り込まれていません。」

「最近では催促の電話をしたところ『僕は迷惑だ、関係ない』と言われてしまいました。」


 rimpeaceのネットワークを通じて、福生市議遠藤洋一氏のもとに上記の相談がよせられたのは5月の事だった。

 さっそく遠藤氏は対応策として

1)ワード・インより在日米軍横田基地人事部雇用課の担当者に対して、代金未払いの旨を内容証明にして送る。

2)その時にすみやかに支払が行われない場合は、横田基地司令官にあて顛末を文書にて知らせる(アメリカには内容証明はない由)。また、この事を担当者に予告する。

の2案を助言し、ワード・インもすぐに実行した。その結果、6月30日に横田基地から代金の小切手(郵送)が届いた。

 こうして支払いは行われたが、どの様な事情があるにせよ、在日米軍を名乗る組織が「職員募集案内」を製作させて8か月余、支払いを怠り担当者間でたらい廻しにしたという事実を消すことはできない。

 そして、同様の事が、他の部署や他の基地で生じているのではないか、という疑問が残る。そこで、当「追跡!在日米軍」ではメイルにより情報を集め、インターネット上で公開して行きたいと思う。


「職員募集案内」内容165k


「追跡!在日米軍」事務局 office@rimpeace.or.jp

福生市議 遠藤洋一 endo@rimpeace.or.jp

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