嘉手納にまたVQ−2のEP3がやって来た


1月18日午後、嘉手納に降りてきた大西洋艦隊配下のVQ−2所属機


VQ−1所属機(PR33)と並んで駐機したVQ−2のEP3。乗組員の荷物の量から見て、しばらく嘉手納に滞在しそうだ

1月18日16時過ぎに、VQ−2所属の電子偵察機EP3(25/157325)が嘉手納基地に着陸し、VQ−1のEP3(PR33)の横に駐機した。昨年6月に2ヵ月弱の滞在で飛び立ったVQ−2所属機(23番)以来の嘉手納飛来となる。

EP3は太平洋艦隊のVQ−1と大西洋艦隊のVQ−2にそれぞれ6機程度しか配属されていない。VQ−2の1機が毎年嘉手納にやってくるのには、それなりの理由があるのだろう。今後太平洋で米海軍と角つき合わせることが予想される中国海軍の動きを電子的にモニターする密度を高めるとすれば、太平洋艦隊により多くのEP3が必要とされる。VQ−2の所属機をVQ−1に数ヵ月派遣すれば、当面は定数は変えずに、太平洋艦隊に配置を厚くできる。

潜水艦の動きを曳航ソナーなどを使ってキャッチする音響測定艦も、最新型の双胴タイプはすべて太平洋艦隊に配属しなおされたと見られる。大西洋艦隊のエリアから太平洋艦隊のエリアに、米海軍の偵察用のアセットをシフトする動きが始まっているのではないだろうか。

(RIMPEACE編集部)


<参考ページ>
三沢に大西洋艦隊のEP3飛来(04.4.23更新)
VQ−2のEP3電子偵察機は嘉手納にいた(04.5.27更新)


'2005-1-23|HOME|