グリーンポイント、那覇軍港から迷彩車両積み出し


夜明けの那覇軍港。グリーンポイントの後方には、海洋調査船BCヘーゼンも入港していた(2005.1.21 撮影)


ブリッジを下ろして、海兵隊の車両を積みこみ中の車両運搬艦グリーンポイント(2005.1.21 撮影)

1月17日の那覇軍港には、海兵隊の車両がズラッと並べられていた。赤十字のマークをつけた小型車両もあるが、大半は輸送用の大型・小型トラックだ。民間埠頭側から見ると、キャタピラー装備の水陸両用装甲車、ボートを積んだトラック、コンテナを積んだトレーラーなどがいることがわかる。津波被害救援のため、というよりは演習のために移動する装備だろう。

20日朝までは船が入っていなかった那覇軍港に、21日朝には米軍関係の船が2隻入っていた。海兵隊の車両を積みこみ中の車両運搬艦グリーンポイントと、海洋調査船ブルース・C・ヘーゼンだった。21日夕方にはグリーンポイントの姿は見えず、ブルース・C・ヘーゼンだけが明かりをともして停泊していた。

グリーンポイントは1月16日に横浜ノースドックに入港、積んできた軍用車両やコンテナなどを下ろし、翌17日早朝に出港、川崎に向かった。その後那覇軍港に来たものと推定される。一連の航海の仕出港はプサン、仕向港はジャクソンビルとなっているから、米本土に向かう途中にどこかで那覇軍港から積みこんだ海兵隊の車両群を下ろすのだろう。グリーンポイントは、軍の車両も民間の車両もともに運んでいる船だ。 戦時には米軍物資を専門に運ぶことを、船会社と米国運輸省との間で契約している。

(RIMPEACE編集部)


1月17日、那覇軍港に集積されていた海兵隊の車両群。演習に出かける際の装備に近い


1月18日、正面から見た車両群。水陸両用装甲車や渡河ボートなどもある


1月21日朝、大部分がグリーンポイントに積みこまれて、残った車両も順番を待っている


<参考ページ>
グリーンポイント、横浜ノースドックに軍用車両搬入(05.1.16更新)
PCBの運搬船GREEN COVE と米軍の関係(04.4.8更新)


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