音響測定艦インペッカブル、那覇軍港入港


那覇軍港に入港した音響測定艦インペッカブル(T−AGOS 23)(06.10.31 撮影)

10月31日午後から、那覇軍港に音響測定艦インペッカブルが入港中だ。この船は低周波アクティブ(LFA)ソナーを搭載している。LFAソナーを使った哨戒海域が沖縄の近くであることが、今回の那覇軍港寄港でも明らかになった。

インペッカブルは、8月8日に横浜ノースドックを出港、8月14、15日に沖縄・ホワイトビーチに寄港したあと、在日米軍基地への寄港情報が途絶えていた。LFA搭載艦の任務パターンは7週間の航海と約1週間の寄港、または1ヵ月の寄港を組み合わせるのが基本だ。そしてノースドックに戻ってきたときには、LFAの反射信号の受け手のパッシブソナー(チューブ状)を巻き取り、点検している。

那覇軍港やホワイトビーチではその設備を見たことがないから、両港への寄港は生鮮食料や水の補給などが目的だと思われる。
ノースドックを出てから既に12週間が経過している。ソナーの点検などの設備を備えた寄港地が、在日米軍基地以外に設定されたのではないか、とも思われる。その場合哨戒海域に近いことから、在韓米軍基地が寄港地候補の最右翼ではないだろうか。

(RIMPEACE編集部)

[関連ページ]
音響測定艦横浜に2隻。任務に展開するパターンは?(2006.4.11)
音響測定艦の出入りが激しい横浜ノースドック (2006.10.26)


'2006-11-2|HOME|