MEDEX2000昼夜連続演習近づく



相模補給廠で進行中のMEDEX2000演習は、昼夜連続演習の開始に向けて進行している。

なぜ相模補給廠で、この演習を行うのか? それは補給廠内の医療倉庫に装備が貯蔵されているからだ。

有事に補給廠を野戦病院として使うことが予定され、そのための倉庫の建設と装備の蓄積が数年前から進んでいた。

FOIAの請求手続きを踏み入手した米軍資料を使って、金子ときお相模原市議が97年5月に書いた論文「相模補給廠の軍事医療施設を追う」が、この経緯を詳しく追っている。

また、同時に書いた論文「医療倉庫のヒナ型になった艦隊病院の機能を見る」も参照されたい。

今回の医療訓練が、決して人道的なものではなく、戦争遂行に不可欠な戦時医療訓練であることがよくわかる。

「日常的に補給廠で行われている兵士の訓練」(星条旗新聞00.8.9)とは異なる、まさに戦時の訓練をその予定地で行う、これまでほとんどなかった戦時密着型の演習なのだ。

演習のスケジュールについては、キャンプ座間の基地内紙Torii(2000.7.21)が詳しい。


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