戦闘指揮訓練センターのアウトライン−6
米陸軍のBCTCの配置と、ハブ・スポークの関係図(ナショナル・シミュレーション・センター概観より)
上掲の2枚の図は、計画中のものも含めた米陸軍の戦闘指揮訓練センター(BCTC)を、地図に落としたものだ。National Simulation
Center の Jack Miller 大佐が作った同center の概観のブリーフィング資料からとったものだ。
基本的には、戦闘指揮訓練センターのアウトライン−2に
収録したBCTCのハブ・スポークの関係と同じだが、地図に落とした分、具体的になっている。
戦闘指揮訓練センターのアウトライン−3の太平洋地域の分布図
の全世界版だ。
相模補給廠に計画中のBCTCがハブとなるハワイのセンターにつながっているように、同じ色のハブに各地のBCTCがつながっている。
この図からわかることは、各地のBCTCが単独で存在するのではなく、ハブとなるラージスケールのBCTCを通じて、統一された
シミュレーションのプログラムを配布され、それを使ってバーチャルな戦闘訓練を行うということだ。
全BCTCがこの訓練ネットワークの中に組み込まれて、イラクやアフガンという米軍が展開する戦場での戦いを事前にシミュレートする。
相模補給廠内のBCTCだけがまったく違った訓練をするはずもない。
(RIMPEACE編集部)
'2008-11-6|HOME|