佐世保基地の艦隊病院倉庫


野戦病院セットを保管してあった米海軍佐世保基地の大型医療倉庫(05年2月12日撮影)

沖縄・ホワイトビーチの艦隊野戦病院セットと同じものが米海軍佐世保基地にも配備してある。
カリフォルニア州オークランドで保管されていたものを、米本土の基地閉鎖計画に基づいて93年に佐世保に搬入したもの。
97年に医薬品や機材、車両などの更新が行われたが、その後は補充がなく、現在は使用されていないという。

したがって、沖縄・ホワイトビーチ以外には、在日米軍基地には「コンバットゾーン」用の艦隊野戦病院セットはなくなり、沖縄・キャンプ・フォスターと神奈川・相模補給廠に保管してある「コミュニティ(後方)ゾーン」用のセットだけとなる。
ただし、今回の津波被害救援では動いていないようだが、陸軍のDEPMEDS(移動病院セット)が相模補給廠に保管されている。(在日米陸軍部隊紹介資料より)

(RIMPEACE編集委員・佐世保)

[参考ページ]

  • シリーズ・沖縄の基地を視る(7)ホワイトビーチ・艦隊病院倉庫(05.2.11更新)
  • 「艦隊病院機能を見る」(金子ときお 97.5記述) (00.8.20 更新)

    2005-2-14|HOME