やはり横須賀に来た変電施設


2500キロワット変電施設とSEABEEのコンテナがノースドックから運ばれてきた



2月に持ち込まれた変電設備の近くにクレーンを使って降ろされるSEABEEのコンテナと変電施設

自動車運搬船で米本土からノースドックに運び込まれた変電関係の設備は、横須賀に運ばれた。
5月9日昼、横須賀基地12号バースの純水製造プラントの前に、トレーラーが2台待機していて、昼休みが終わるのを待っていた。 積荷は2500キロワット変電施設とSEABEEのコンテナだ。

昼休みの終了を告げるサイレンが鳴ると、まずSEABEEのコンテナを積んだトレーラーが12号バースの先端付近の変電設備の置き場に ゆっくりと進んでいった。クレーン車でコンテナを下ろすと、次に変電設備を積んだトレーラーがクレーン車の下に寄ってきた。
SEABEEとは、海軍の建設大隊(Construction Battalion)の頭文字CBから付けられた名前だ。変電設備などが船積みされたポート・ ヒューニーメを根拠地とする工兵部隊のニックネームだ。
コンテナには、純水製造設備やディーゼル発動機を純水製造プラントにすえつけるための工具が入っていると見られる。

ノースドックからの移動が確認されたのはこの変電設備とコンテナだけだが、全部12号バースに持ち込まれると見て間違いない。 合計すると1万キロワットの変電設備などが全部このプラントの中に組み込まれるとすれば、相当大きな電力を食う施設ということ になる。
海軍工兵部隊も横須賀に来るだろうから、原子力空母の母港化に向けた動きは急を告げている。

(RIMPEACE編集部)(写真は 08.5.9 撮影)

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ノースドックでは7日の搬入物資がほぼ全部、トレーラーで運びだされていた


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