横須賀基地に2隻目の新型タグ到着
6号バースに停泊した貨物船BBCヒューストンから降ろされる新型タグ
昨年4月に続き、2隻目の新型タグが米海軍横須賀基地に輸送されてきた。運んできたのは前回とおなじ貨物船BBCヒューストンだ。
今回運ばれてきたのはメノミニー(MENOMINEE, YT-807)で、このタイプで最も新しいタグだ。
運搬船のBBCヒューストンは、5月16日に横須賀港外錨地に停泊、17日に6号バースに入り18日にメノミニーを船の大型クレーン2基を使って、舷側の海面にゆっくりと降ろした。
今後、横須賀基地のタグボートの主力は2隻の新型タグとなるだろう。
2006年4月の星条旗紙の記事では、原子力空母の横須賀配備と同じころに、横須賀のタグボートが4000馬力のものになる、という 兵士の予想を紹介している。その記事では、海軍のタグボート
に海軍兵士が乗って運用しているタグ部隊は 横須賀が最後だとも言っていた。
原子力空母の横須賀母港化から3年と8カ月過ぎて、横須賀基地に3600馬力の新型タグが2隻となった。ただし、海軍所属のタグボートで空母をはじめとする米軍艦船の入出港や移動の面倒を
見る態勢に変わりはない。
BBCヒューストンは19日早朝に出港した。次の停泊地はAISによればコルモゴフ(サハリン)となっている。
(RIMPEACE編集部)(2012.5.18 撮影)
[参考ページ]
米軍新型タグボート、横須賀に到着(2011-4-8)
米軍タグボートが「働かなくなった」横須賀基地(2007-10-2)
新型タグのスクリューは、向きを自由に変えることができる
貨物船BBCヒューストンは、タグボート1隻のほかに軍用車両やコンテナも積んでいる
2012-5-19|HOME|