厚木発、対地攻撃エリア(渋川上空)出撃状況










艦載機の低空飛行ルートに向かう機数が激減したのとは対照的に、渋沢上空の対地攻撃訓練エリア行きは、総数で前年比36機増えた。スーパーホーネットは約30機減ったがホーネットが約60機増えた。

それでも、2個飛行隊ずつ居るホーネットとスーパーホーネットでは、対地攻撃訓練に向かう機数は、スーパーホーネットのほうが5割ほど多い。
飛行隊別で見ると、VFA−102(F型--複座のスーパーホーネット)が最大で、ホーネットの飛行隊(VFA−192)が2番目に多い。制空・攻撃のデュアルユースが売り物のホーネットファミリーだが、部隊ごとに、どちらがメインの任務かが決まっているように見うけられる。

対地攻撃訓練エリアは、厚木の艦載機が主に使用する渋川上空のエリアと、岩国北方の浜田を中心とするR567がある。R567では海兵隊機を中心に密度の濃い訓練が行われている。ガラスが割れるなどの被害も出ている。 中間報告の通りに艦載機が岩国に移駐した場合、R567の使用頻度は倍になり、オーバーフローすることは目に見えている。

(RIMPEACE編集部)


  • 2005年週別飛行機数(艦載機、それ以外)
  • 艦載機飛行機数の年次変化
  • 低空飛行訓練状況
  • 硫黄島への飛行状況

    '2006-1-12