全体の機数は、06年比で約480機の減だ。そのうち約300は自衛隊機の減だ。厚木基地から飛ぶ海自機のうち大口はP3CとYS11だが、いずれも06年比で13%減 となった。この傾向は06年も同じだった。海自機の飛行が減っているのは、米軍再編にともなう日本政府の支出激増と関係している可能性がある。 艦載機の飛行機数は100機足らずにとどまっている。

艦載機の年間飛行機数は約4000機だが、5月下旬までで2700機を数える。年始からの5か月にその8割近くが集中している。 艦載機の厚木からの飛行機数を左右するキティーホークの長期展開は、07年も2回あった。

 5.23〜 9.21 グアム、シドニー、ブリスベーン、グアム、ポートクランに寄港。タリスマン・セイバー演習、バリアント・シールド演習参加。
10.21〜11.27 室蘭寄港。ANNUALEX 19G(日米合同演習)参加。香港寄港は中国政府に拒否された

10月に横須賀に空母が帰港した直後から、1ヶ月後出港にそなえて艦載機は訓練を再開した。週単位での最高機数は10月の出港直前に記録されている。

(RIMPEACE編集部)


  • 艦載機飛行機数の年次変化
  • 低空飛行訓練状況
  • 対地攻撃エリア(渋川上空)出撃状況
  • 硫黄島への飛行状況

    '2008-1-31