在日米陸軍司令部のあるキャンプ座間には固定翼機が離着陸できる飛行場がない。キャスナ―・エアフィールドはヘリ専用の離発着施設だ。
米陸軍の第78航空大隊のUC35ジェット連絡輸送機は、厚木基地をベースに飛行活動を行う。在日米陸軍司令部や第1軍団前方司令部のスタッフたちが、嘉手納やオーサン
などに向かう時に厚木基地を使う。
陸軍機が厚木を離陸した機数は、09年は前年より2割以上減の99機となった。08年には前年比で2倍以上となっていた。99機という数字は2000年から2005年と同レベルの
数字だ。
行き先は嘉手納が全体の4割、オーサンが2.5割だ。嘉手納がトップでオーサンが2位というのは、少なくともこの5年間変わっていない。
嘉手納には米陸軍のPAC3部隊が展開し、また隣の読谷村には米陸軍特殊部隊の基地、トリイ・ステーションがある。
(RIMPEACE編集部)
2010-2-6